脚本・裏方の偉業

キャリー・フィッシャー:レイア姫じゃ済まされない、銀河一スキャンダラスな女の逆襲劇

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「お団子ヘアのあのお姫様」で終わらせるには、キャリー・フィッシャーの人生、もったいなさすぎます。
銀河よりドラマチックな実話が詰まってるんですよ、これが。

キャリー・フランシス・フィッシャー。
このフルネームを聞いてピンとこなくても、『スター・ウォーズ』のレイア姫と言えば、「ああ、あのお団子ヘアの強いお姫様ね!」と多くの人がうなずくはず。

でも、あの笑顔の裏に隠されていたのは――華やかさと紙一重の崖っぷち人生
スターの娘として生まれ、世界的アイコンになり、そして何度も転んでは立ち上がった彼女。
その生き様は、まるで「銀河一スキャンダラスなサバイバル物語」なんです。

今回は、そんなキャリー・フィッシャーの「ヤバくてカッコいい」素顔に迫ります。

ハリウッドの超サラブレッドに生まれた少女

キャリーは1956年10月21日、カリフォルニア州バーバンクで誕生。
まさに“ハリウッド・プリンセス”として生まれ落ちました。

  • 母:『雨に唄えば』で知られる大女優 デビー・レイノルズ
  • 父:1950年代の大スター歌手 エディ・フィッシャー

……はい、すでに親の名前からして銀幕界のロイヤルファミリー
生まれながらにして「普通の人生」は免除されてたようなものです。

“ロイヤルファミリー”の裏側はスキャンダルだらけ

けれど、夢のような家系図にはドロドロの脚注がつきもので。
キャリーがまだ2歳のとき、父エディがエリザベス・テイラーと不倫という大爆発を起こします。
当時のゴシップ誌は連日この話題でもちきり。
“ハリウッド版・昼ドラ”の元祖とも言えるスキャンダルでした。

両親は当然のように離婚。
キャリーは母デビーに引き取られます。

しかも一時期、あのエリザベス・テイラーが“義理の母”だったというんだから、
人生最初の家族ドラマからして規格外。
「ハリウッド最強の家系図」というより、もう「人間関係バトルロイヤル」です。

いやもう、エリザベス・テイラーが“義母”ってどんな家庭よ。
2歳で人生ドラマの濃度がハリウッド級って、さすがすぎる。

そんな嵐のような環境の中でも、キャリー自身は意外なほど静かな子どもでした。
華やかな舞台裏でひとり本を読みふけり、詩を書き、空想の世界に逃げ込む。
社交界のキラキラよりも、紙とペンの静寂を愛した――
この“内向的な感性”こそ、後の彼女を作家・脚本家として支える原点になっていきます。

そう、彼女の静けさは決して“逃避”じゃなかった。
人生に立ち向かう大きな武器を培っていたんです。

ハリウッドの光と影を、静かにノートに書き留めてた少女。
その想像力が、後に脚本の才能に化けるんだから人生って面白い。

「キャリー」と「レイア姫」――運命を分けたオーディション

実はキャリー・フィッシャー、ホラー映画の古典『キャリー』(1976年)の主役オーディションを受けていたって知ってました?
一方、『キャリー』の主役を射止めたシシー・スぺイセクは『スター・ウォーズ』(1977年)のレイア姫役オーディションを受けていた。

そう、同じ場所で、同じ時期に

“役を交換”した奇跡の瞬間

ここでドラマチックな展開。
なんと2人は、監督ジョージ・ルーカスとブライアン・デ・パルマが合同でキャスティングしていた現場で、“役を交換” することに!

もし入れ替わっていたら、『キャリー』にキャリー・フィッシャーが出ていた…なんて、ややこしすぎる展開に(笑)
(ちなみに「ヌードシーンが嫌で断った」という説は、本人がきっぱり否定しています)

役を交換しただけで人生が180度変わるって、ハリウッドってマジで修羅場だな。

『スター・ウォーズ』の大ヒットで一躍スターダムにのし上がったキャリー。
しかし80年代に入ると、薬物依存や双極性障害に苦しみ、キャリアは一時低迷期へ。
けれど、そこで終わらないのがこの人のすごさ。――次章では、彼女の痛快な逆襲劇に迫ります。

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ハリウッドを陰で救った“スクリプト・ドクター”

80年代に入って俳優としてのキャリアが低迷していたキャリーですが、ここから彼女の痛快な逆襲劇が始まります。

1987年、半自伝的小説『Postcards from the Edge』(邦題:崖っぷちからの葉書)を出版。
自分の経験を赤裸々に描いたこの作品が、ハリウッドに衝撃を与えます。
もともと撮影中の『スター・ウォーズ』でも、自分のセリフに真っ赤な修正を入れ、ルーカス監督を唸らせていたキャリー。
その台本への鋭い目は、文学少女時代の下地があったからこそ。

陰でハリウッドを操る才女

小説の成功によって、キャリーの脚本センスは業界に知れ渡ります。
そして彼女は、ハリウッドの“脚本の裏方ヒーロー”として数々の大作映画の脚本を修正する、いわゆる“スクリプト・ドクター”として引っ張りだこに。
しかもクレジットなしで――です。

あのレイア姫が、裏でハリウッドの脚本を直しまくっていたって…想像しただけでニヤッとする。

キャリーが手を入れた超大作の一部はこちら:

  • 『フック』(1991年)
  • 『天使にラブ・ソングを…』(1992年)
  • 『リーサル・ウェポン3』(1992年)
  • 『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993年)
  • 『ウェディング・シンガー』(1998年)

そして、なんと『スター・ウォーズ』新三部作(プリクエル・トリロジー)まで!

表舞台のレイア姫もすごいけど、裏のキャリー姫もハリウッド救ってたんだから、才能の振り幅がヤバすぎる。

この事実だけでも、キャリーの多才さと、俳優として過小評価されていた時代の痛快な逆襲を感じられます。
「そんじょそこらのスターじゃない、台本まで操る女神」――これがキャリー・フィッシャーです。

キャリーが関わった映画の配信情報まとめ

スクリプト・ドクターとして裏で大暴れしていたキャリー・フィッシャー。
「あの名作にも?え、これにも!?」と軽くめまいがするラインナップを、
まとめて視聴できるように配信情報を整理してみました。
※見放題/レンタルはサービスによって変わります。

「牛の舌事件」──ハリウッドを震撼させた女の正義

キャリー・フィッシャーの人生で最も「レイア姫らしい」、いや、レイア姫すらも引くほどの武勇伝――
それが、あの牛の舌事件です。

友人である女性映画関係者が、ハリウッドのプロデューサーに車内で襲われるというセクハラ被害に遭い、
「お前は私の街で映画を撮れない」と脅されたと聞かされたキャリー。
彼女は迷わず、自らの手で正義の鉄槌を下すことを決意します。

ティファニーの箱に仕込まれた“恐怖とユーモア”

数週間後、友人が受け取ったキャリーからのメッセージには、こう書かれていました:

「ソニー・スタジオでプロデューサーに会ったわ。
彼のオフィスに行って、白いリボンで包まれたティファニーの箱を届けたの」

友人が箱の中身を尋ねると、キャリーは答えました。

「箱に入っていたのは、デリで手に入れた調理前の牛の舌よ。」

そして、添えられたメモには戦慄のメッセージが……

『もし私の愛しいヘザーか、あるいは他の女性に再び触れたりしたら、
次はもっと小さな箱に入った、あなた自身の物を受け取る事になるわ!』

いやもう、ティファニーの箱に牛の舌って、エレガントと恐怖の融合が天才すぎる。

このエピソードこそ、キャリー・フィッシャーという女性の豪快さと正義感を象徴しています。
レイア姫が銀河を救うなら、キャリーは現実のハリウッドで女性を救った――そんなイメージです。

銀河を守るだけじゃ物足りない。
女の戦い方、これぞ本物。

娘に受け継がれた「お団子ヘア」のDNA

キャリーの一人娘、ビリー・ラードも母と同じく俳優の道を歩んでいます。
2015年にTVドラマ『スクリーム・クイーンズ』でデビューした際、彼女のキャラクターは常にイヤーマフを着用していたのをご存じですか?

母から娘へ――ユーモアと強さの遺伝子

実はこれ、母キャリーの象徴的なお団子ヘアへの愛情たっぷりのオマージュ。
画面越しでも、「あ、あのお団子のDNAが!」と気づかずにはいられません。

母から娘へ、強くてユーモアにあふれる女性のスピリットが受け継がれてるって、なんだか胸アツ。

キャリーが築いた「自由で恐れ知らずの女性像」は、ただのコスチュームや髪型の話に留まらないのです。
笑いと強さを兼ね備えた生き様――それが母から娘へ、しっかり受け継がれています。

イヤーマフひとつでも母の遺伝子を感じられるって、芸能一家の底力を見た気分。

永遠になった「キャリー・フィッシャーの日」

キャリー・フィッシャーは2016年、惜しまれつつこの世を去りました。
しかし、彼女の功績はハリウッドの歴史に深く刻まれ、その存在感は今も輝き続けています。

スター・ウォーズの日に刻まれた永遠の星

没後の2023年5月4日――ご存じ「スター・ウォーズの日」にあたるこの日、
キャリーはハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに星を授与されました。
式典では盟友のマーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー役)と娘ビリー・ラードがスピーチを担当。

銀河のレイア姫も登場人物だけじゃなく、現実世界でも星になるなんて、運命がファン思いすぎる。

さらに式典中、ハリウッド商工会議所により、5月4日は正式に「キャリー・フィッシャーの日」と命名されました。

レイア姫、スクリプト・ドクター、そして女性の味方

キャリー・フィッシャーは、レイア姫として銀河を救い、
スクリプト・ドクターとしてハリウッドを救い、
牛の舌事件で女性を守った――
まさに唯一無二の存在です。

彼女は笑いながら傷を語り、痛みを力に変えた人。
ハリウッドの現実を知り尽くし、それでもユーモアを失わなかった人。

こんなに痛快で多才な人生、振り返るたびに鳥肌もの。
キャリーの輝きは永遠に色あせません。

彼女こそ、本当の意味での“強い女性”なのです。

あなたの心に残るキャリー・フィッシャーの名言やシーンはありますか?

コメント欄で、ぜひ教えてくださいね。
きっと、あの銀河のどこかで、キャリーがにやりと笑っているはずです。

「リンダの羽根」では、映画の裏側に隠れた“生きるヒント”をお届けしています。
次回も、スクリーンの向こうにいる“強くて優しい人たち”を一緒に覗いてみましょう。

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